横画の書き方【基本中の基本だからこそ、絶対にマスターしたい】
書道見習いの"てと"です。
誰でも字が上手になるお習字講座、
今回は『横画の書き方』を解説します。
書道で最も大事な基礎なので、確実にマスターしましょう!
下の動画内容と同じなので、そちらも参考にどうぞ!
筆で横画を書くとき、皆さんは何を意識していますか?
横画に限ったことではありませんが、点画は3つの動作に分けられます。
『始筆』から始まり、『送筆』で筆を運び、『終筆』で筆を止めます。
そして、多くの方が既にご存知だと思いますが、横画は右上がりに書くことが基本です。
では、筆のどこを意識して、どのように筆を運ぶと綺麗な線を引けるでしょうか?
始筆
始筆
始筆の際は、筆を45度で入れるようにします。
少し力を込めて入れると、綺麗な型が形成されます。
送筆
送筆では、穂先(筆の先)がどこを通ってるかを意識しましょう。
始筆で筆を45度で入れましたよね?
その時、穂先は外側を向いています。
そのまま、穂先を外側に位置した状態で、筆を進めてみてください。
すると、変に手首を捻ることなく、スムーズに筆が進むはずです。
肩や腕でリラックスして筆を進めるのがポイントです!
勿論、絶妙な力加減や墨の量など感覚的なことを覚える必要があるので、
すぐに書道経験者と同じような横画を引くことは難しいでしょう。
ですが、この穂先の動きを理解すると、上達が早くなります。
終筆
終筆で綺麗に筆を止めるためには、始筆と送筆を上手く進める必要があります。
送筆までを正しく進めると、筆の毛が変に乱れることが無いので、終筆に移行しやすいです。
終筆でも、始筆と同じように筆を45度の角度で止めます。
書道経験者だと、一度筆を持ち上げるようにして(完全に紙から離さない)、
もう一度止めなおすようにして形を作るようにします。
(押し返すように止める方法などもあり、場合による)
もし、書道教室に通っていたり、学校の授業で、先生や上手な人の書いているところを見る機会があれば
是非注意して観察してみてください。
因みに、穂先を外側に向けて書く書法は露峰と呼ばれます。
レベルが上がってくると、他の書き方も出てきます。
ですが、とりあえず『お習字』としては露峰で良いかと思います。