横画の書き方【基本中の基本だからこそ、絶対にマスターしたい】

書道見習いの"てと"です。

誰でも字が上手になるお習字講座、
今回は『横画の書き方』を解説します。

書道で最も大事な基礎なので、確実にマスターしましょう!

下の動画内容と同じなので、そちらも参考にどうぞ!

3:53~横画の書き方を解説

筆で横画を書くとき、皆さんは何を意識していますか?

横画に限ったことではありませんが、点画は3つの動作に分けられます

『始筆』から始まり、『送筆』で筆を運び、『終筆』で筆を止めます。

そして、多くの方が既にご存知だと思いますが、横画は右上がりに書くことが基本です。

では、筆のどこを意識して、どのように筆を運ぶと綺麗な線を引けるでしょうか?

始筆

始筆

始筆の際は、筆を45度で入れるようにします。
少し力を込めて入れると、綺麗な型が形成されます。

送筆

送筆では、穂先(筆の先)がどこを通ってるかを意識しましょう。

始筆で筆を45度で入れましたよね?
その時、穂先は外側を向いています。

そのまま、穂先を外側に位置した状態で、筆を進めてみてください。

すると、変に手首を捻ることなく、スムーズに筆が進むはずです。
肩や腕でリラックスして筆を進めるのがポイントです!

勿論、絶妙な力加減や墨の量など感覚的なことを覚える必要があるので、
すぐに書道経験者と同じような横画を引くことは難しいでしょう。

ですが、この穂先の動きを理解すると、上達が早くなります。

終筆

終筆で綺麗に筆を止めるためには、始筆と送筆を上手く進める必要があります。
送筆までを正しく進めると、筆の毛が変に乱れることが無いので、終筆に移行しやすいです。

終筆でも、始筆と同じように筆を45度の角度で止めます。


書道経験者だと、一度筆を持ち上げるようにして(完全に紙から離さない)、
もう一度止めなおすようにして形を作るようにします。
(押し返すように止める方法などもあり、場合による)

もし、書道教室に通っていたり、学校の授業で、先生や上手な人の書いているところを見る機会があれば
是非注意して観察してみてください。

因みに、穂先を外側に向けて書く書法は露峰と呼ばれます。
レベルが上がってくると、他の書き方も出てきます。

ですが、とりあえず『お習字』としては露峰で良いかと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です