筆の部位と意識すべきこと【毛筆が上手くなる3つのポイント】

書道見習いのてとです!

誰でも字が上手になるお習字講座、
今回は『筆の部位』を解説します。

「別に名前なんてどうでもいいじゃん」って思われるかもしれません。
しかし、『筆を動かす際に、筆のどこを意識するか』を理解すると
格段に書道が上達します。

とても重要な基礎となるので、是非覚えてみてください。

ポイントは『穂先』『腹』『筆管』の3つです

筆の部位について

穂先

筆の毛先を『穂先』と呼びます。

穂先の動きを感じながら筆を動かすことができるようになると、
少なくとも学校の書写の授業で相当活躍できるレベルになると思います。

例えば、漢字の"一"を書く際に、『穂先』がどこを通っていますか
また、ひらがなの"あ"の3画目では、『穂先』はどのように動いていますか

正しい穂先の動きを理解すると、筆を無理なく思い通りに動かせるようになります。
また、線がまるで力が宿るように美しく引き締まる他、綺麗な『はね』や『はらい』を書くためにとても重要です。

そのため、ただ何となく筆の毛を動かすのはもうやめましょう。

因みに上の質問の答えはYoutubeで解説していますので、そちらも参考にしてください。

横画の書き方はこちら(3:53~)

"あ"の3画目の穂先の動きを丁寧に解説

また、穂先は筆の弾力を発現させる上で重要な場所であるそうです。
まだ私のレベルでは使いこなせていませんが、書道の初心者から名人まで
誰にとっても大切な場所であることは間違いないでしょう。

また、筆の毛を真ん中あたりを『腹』と呼びます。

『穂先』と『腹』を感覚的に区別できるようになると
筆を自由自在に操れると思われますので、是非意識してみてください。

筆管

最後に、筆の管のことを『筆管』と呼びます。
筆を動かす際に、変に手首や指を捻って筆管を回したりしていませんか?

筆管は出来るだけ立てて(紙に対して垂直)、あまり傾けたり回したりしないのが基本です。
そのためには、腕全体でしなやかに筆を運ぶことが重要になります。

まとめ

毛筆で書く上で、筆の部位や意識すべきポイントを抑えることはとても重要です。
私のYoutubeの解説動画では、iPadで書いた字をお見せしているので
筆を動かしているところはお見せできません。

ですが、穂先の動きなどを視覚的に丁寧に解説しているつもりなので、
何となくイメトレにはなると思います。

もっと詳しく正確に学びたくなられた方は是非お近くの書道教室まで足を運んでみてください。

以上です。

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